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There is no nature in the World. And all the things of this world are artificial.
Nov
9th
Mon
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「脱テレビ」についてもう少し考えてみよう。アニメにおけるテレビ放送抜きのビジネスは、実はここ数年少しずつ増えている。その大きな理由は、アニメのテレビ放映は深夜を中心に、製作費以外に電波代などテレビ局に追加に支払うコストが発生するからだ。
 映像パッケージの売上げが下がるなか、これがアニメ製作にとって負担になりつつある。一方で、地上波、U局ネットで放映することなく発売されるOVAも増えている。そのラインアップには、それまでテレビで放映されていた人気アニメの続編シリーズが少なくない。また、講談社がOADと呼ぶシリーズのCLAMP作品、『魔法先生ネギま!』など、集英社の『To LOVEる-とらぶる-』など、出版社が自社作品を自らアニメ化して、書籍流通で販売する方法も増えている。こちらもテレビアニメの放送は原則ない。

 これらの作品に共通するのは、既に先行する作品・原作があり、知名度が高い点である。作品自体に相応の知名度がある場合、目標とする売上の大きさによっては、テレビ放映は必ずしも重要ではない。
 深夜放送に期待される大きな役割のひとつが作品の認知度のアップだ。しかし、地上波テレビ放送=大型作品との認識とは裏腹に、大型ブランドであればあるほど深夜のテレビ放映から離れていく傾向がある。